今の私は肉体的に男性で性自認も男性なのですが、女性に生まれたとしたら。。。
最初に思い浮かべたのは [産むのか、子供を。] という課題に向き合うことになってしまうなあ、ということです。
喜ばしいというイメージが強いわけではなく、かといっていらない!という思いでもなく [(肉体条件的に難しい場合もあるかもしれないけど) 産める能力を持っており、前提さえ満たしてしまえば産もうと試みることができる] という事実がすごくついて回ることになるのか、、ということを想像すると、それはなかなかの課題だなぁと感じます。
あまり自分を [男性で良かったー] と感じることがなく、かといって [女性がうらやましい。。] と思うこともないのですが、それは男性として生きてきたから感じていない特権によってそう思えてるのかな、、という不安はあったりします。そんなぼんやりとした不安がある中で [さあ、産もうと思えば産めるあなた、周りからも "産もうと思えば産めるよね" という視点で見られる日常が来るよ] ということになると、、その視線にどう立ち向かう/受け流す/相手に鏡のように対することができるのか、という緊張を覚えました。
そう思うと今の経験と考えを記憶したまま違う性別になる、ということは自分にとってはなかなかにチャレンジなことだな、、と感じましたが、自分で選べるのではなく女性として生きることになったとしたら、そして今の価値観だけが残っていたとしたら。。やはり [スナックのママ] になりたい!という希望が強く立ち上がってきます。
人の悲喜こもごもや日常のなんだかちょっと切ないこととか、そういうものを生暖かく見て少し触れて、分を知ってできる範囲で手を差し伸べて、寄り添うようで距離を持って、困ったら素直に愚痴を言って助けを求めて、そんなスナックのママに私はなりたい。
お店ができたら、ぜひ皆さんいらしてください。
(ゆうじさん)
◆ステータス:プラクティショナー
「スナックなファシリテーター」
◆プロフィール:
ぼんやりとした生きづらさを地味にしつこく流さないよう生きてたらここまで来ました。お酒と音楽と落語と猫、三叉路が好きです。
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【ピョエ坊(ソジテツ広報)より】
ある問いに対する自分のことばをリレー形式で書いてもらうリレ哲。次回のバトン走者は、執筆中。どんな「自分自身のことば」を紡いでくださるか、楽しみです。
ソジテツは、ふつう・当たり前や、一般論、世間的な正しさではなく、ひとりひとりの中にある様々な「自分の考え・体験・価値観」を表現することを、大事にしています。こたえはきっと百人百様だと思いますが、それが素敵なことなんです。
これをご覧のみなさんも、良ければ「自分の考え・体験・価値観」で考えてみてくださいね。
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#もし、今と違う性別に生まれたとしたら…?
#ゆうじさんのこたえ:もし、今と違う性別に生まれたとしたら…?(リレ哲)
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