2023年2月、台東区社会教育センターさまからのご依頼で、区内在住の方へ提供される連続講座「実感!多様性の強さと面白さ」の第三回へ、ソジテツ®ReStart版のワークショップを提供させていただきました。12月から場所を変えての二回目となります。
テーマは、同じく「性別・属性のプレッシャーから自由に!~自分の“これでいいんだ”を見つけよう~」です。
今回は、より「性別にまつわる“ふつう・当たり前”を実感いただくために、」人生のタイムラインを描きつつ「例えば小学校では…高校では…仕事場では…どんな、性別にまつわる”ふつう・当たり前”があるだろう?」という問いかけをさせていただいたのですが、本当にたくさんの例を出していただけました。ファシリテーター側からは、男性の方が女性にかかってくる「ふつう」をたくさん出してくださったのが印象深かったです。
勉強熱心でフレンドリーな参加者の方が多く、性別にまつわるふつう、というテーマでも、にぎやかに意見を交わしながら進行することができました。また自分が違和感を感じる「ふつう」を自分の価値観の言葉に書き換えるパートでは、それぞれの方が真剣にご自身の言葉に取り組んでくださいました。
終わった後「マイノリティの方に対しこういうことを言ってはいけない、というお勉強のために来たつもりでしたが、実は自分の、自分に対する凝り固まった価値観に気づくもので、まず自分を自由にできた気がします。とても驚いたのですが、とても心地よいです」と感想をくださった方がいらっしゃいました。参加してくださっていた職員の方々も、「とてもスッキリしました…!」と笑顔で思い思いの感想をくださいました。
多様性活用のためのワークショップとなると、一般にマイノリティ理解や社会問題にフォーカスするイメージがあるのですが、テツラボは「ダイバーシティとは、ひとりひとりが自分らしく生きられ共存できること(誰もが当事者)」「自分の足元から広げるダイバーシティ」を目指しています。体験して「!」となる腹落ちタイプなので、受講いただかないとなかなか文章では理解をいただきづらいのですが、そんなコンテンツに魅力を感じてご依頼くださった主催のみなさまには感謝しかありません。
運営元の台東区社会教育センターのみなさま、当日も様々なところでフォローしてくださって、ありがとうございました。
また土曜日の朝から集まってくださって、意欲的に体験くださった参加者のみなさま、ありがとうございました。
おおばやしあや
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